ここで示されているのは「若年認知症の人数」であって、若年性認知症の人数ではありません。
[性]があるのか・ないのかの違いです。
ちなみに若年性認知症とは65歳未満で発症した認知症のことです。
70歳の方であろうが80歳の方であろうが発症年齢が65歳未満の方であれば、その方は若年性認知症ということになります。
おそらくみなさんのイメージする若い人ではありません。
若年性認知症としない、もう一つの理由があります。
きちんと発症年齢まで調査できた大規模研究がないのです。
すなわち定義通りの若年性認知症の数の推計ができないのです。
推計できるのは、その時点で65歳未満の認知症の人の数です。
そのため若年期の認知症とし、略して若年認知症、としています。
そして若年認知症あるいは若年期認知症という対象者の方がおそらくみなさんのイメージする若い人の認知症の人数により近いのではないかと思います。