認知症の薬を効かせる秘密(12)効果その6


一人だけのADAS-Jcogの変化しているデータを見ても効いてんのかどうかがわかんない。

理屈の上の話。

どうするかというと。

薬を飲んでいない場合のADAS-Jcogの変化と比べればいい。

つまりですね。

ということ。

そう。

飲んでいる場合にどれだけ得したかを知ればいい。

おっ?

でも飲んでいない自分と飲んでいる自分って同時に存在しないですね。

どちらか一方でしかない。

自分の飲んでいる薬の効果を知りたい。

効いてんのか、効いてないのか。

知りたい。

自分のこの薬を飲んでいない変化の代わりに何を持って来ればいいのか。

あっ!

臨床試験でのデータを持って来ればいい!

なかなかいいアイデアです。

でも臨床試験って薬を飲んでいない人のデータは大抵6ヶ月程度しかない。

この場合の薬を飲んでいない人ってプラセボ(偽の薬)を飲んでいる人のことですね。

しかも、もうちょいと深刻な問題があるのです。

ADAS-Jcogは70点が最高得点です。

ややこしいけどほかの検査とは違って、数値が小さいほど認知機能の状況が高い。

全てを完璧に答えられると0点。

例えばですね。

今の自分の得点。

例えば20点だとします。

臨床試験のデータではその20点の点数が一年後どうなるかを答えるだけの情報を与えていないんですね。

おーそっかあ。

んーー。

どうしたらいいんだろ〜?

木之下徹拝


カテゴリー: 未分類