4月13日、仙台市で開かれた、フォーラム「認知症フレンドリー社会と希望宣言そして認知症基本法を考える」に参加してきました。
主催した「認知症当事者ネットワークみやぎ」では、ピアサポートという取り組みを始めているそうです。
これは、すでに認知症の診断を受けた人が、病院やクリニックの待合室にスタッフとして常駐して、来院した人の何気ない話を聞いたり、自分の体験を話したりするというものです。
実は、当院でも、診察のあとのちょっとした時間を活用した取り組みを行っています。スタッフが「リンクワーカー」として、来院した受診者さんやご家族の様々な暮らしの相談に乗っているのです。
この取り組みを仙台ではじめた丹野智文さん(写真左から2人目)は、「診察を終えて、処方箋を受け取ったり会計をしたりする。その待ち時間に、これからのことを相談できれば、これほど嬉しいことはない」と話していました。
大事なのは、認知症のことにばかり目がいくのではなく、これからの暮らしのことをしっかり考えていくことなのではないでしょうか。
文責:平田知弘
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