【ブログ】木之下徹の認知症とともにより良く生きる:「認知症を予防したい」

「認知症予防」に関する課題は、文化との関わりもありそうです。メディアが「認知症予防」を大々的に宣伝すると、認知症が困難な状態として広まって、「自身が認知症になった場合」の考えを避けてしまうことがありそうです。先生は「認知症を予防したい、これ以上進まないようにしてほしい」という人になんと答えるのでしょうか?

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「先生、俺さあ。アルツハイマーってわかったからさあ。だからこれ以上、もう進まないようにしてほしいんだよ。どうしたらいいの。教えてよっ」口角に泡を飛ばし、懇願するように質問してきました。私は圧倒されます。ここで明瞭な答えをがつんと伝えるのが医者の役目。しかし正直に告白します。私はこのことについて「ちゃんとした」説明ができません。

ヨミドクター 認知症を予防したい より

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