MedicalNote掲載:認知症医療に求められることとは

認知症医療って特別なんでしょうか?木之下院長の診療を聞いていると何か不思議な気分にとらわれます。

さっきまで家の中で起こった困った話(例えば、通帳を何回もなくすとか、何回言っても忘れてしまうとか)に耳を傾けていたのに、突然足の悪い人の話を始めます。そして、その人の本当の理由とか、その人を「人」として考えるか否かが境目の問題、などと話されます。

さて、はて。これは一体どういうことでしょう?

自宅に帰ると認知症の母親が冷蔵庫に昨日買ったばかりの卵をまた買ってきて、重ねて入れていたとします。「また卵を買ってきて!もう!」とあなたが言ったとします。そう言いたい気持ちもわかります。しかし、母親にこの状態を確認させても切なさが残るのではないでしょうか。なぜ母親が今日また卵をスーパーで買ってきたのでしょうか。このことに想いをはせれば明白になります。

Medical Note掲載 認知症医療に求められることとは より

記事の中にヒントがあるかもしれません?今回はどんなお話なのでしょうか。

文責 精神保健福祉士 寺尾康子

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