12月13日のぞみメモリークリニック(東京都三鷹市)で、山中しのぶさんのピアサポートがありました。遠く高知県から忙しい仕事の合間をぬって、ここ、のぞみメモリークリニックまで飛んできてくれました。
山中しのぶさんは、高知県の高知家希望大使として活動しながら(2019年2月に若年性アルツハイマー型認知症と診断を受けました)、認知症になってからのセカンド・ストーリーにハッピーをどんどん増やしていきたいと考え、一般社団法人「セカンド・ストーリー」を開設、また2022年高知県南国市に「でいさぁびすはっぴぃ」を開所しています。
山中しのぶさんに関する記事はこちらから読むことができます。
のぞみメモリークリニックでのピアサポートでは、初めて会う当事者の方々と心を通わせました。会話して、視線を合わせて、手を繋いで、肩を抱き合い、笑い合いました。
山中しのぶさんは、聞き上手だけれどそれだけではありません。ご自身の辛い体験をどうやって克服していったのかも話されました。
丹野智文さんに出会った(最初に出会ったのは丹野さんの著書「笑顔で生きる」)ことで同じ認知症であっても、今を笑顔で生きる人がいることを知り、この出会いで自分が元に戻れた。私も笑顔で生きようと心に誓ったそうです。今も悔しくて泣く日もあるけれど、「そうじゃない、私にもできることがある。繋がって繋がって・・・。こんな思いだれ一人させたくなくて」と語られました。
「こんな話ができて・・しあわせ。明日からまた頑張れる」と話した当事者の方がサポート終了後に言った言葉
「この次、来たとき、(認知症が)もっと進んでてもよろしくね」に
しのぶさんは「わたしも、進んでてもね」と肩を抱き合う笑顔が印象的でした。
ぴあ(当事者同士)だからこそ、その覚悟や生きることへの前向きな思いがつながったと感じました。
そんな姿にスタッフも勇気づけられました。この笑顔を見てください!しのぶさん、ありがとうございました。
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