第13回ピアサポート報告:山中しのぶさん

2024年9月18日(水曜日)
山中しのぶさんのピアサポートがありました。

ピアサポートってなんだろう?

のぞみメモリークリニックでのピアサポートは今回で13回目を迎えました。でも、ピアサポートってなに?何を話せばいいの?いろいろ質問されるのかしら?一体何をすればいいの?料金はかかるのかしら?紹介文章を読んでも、さっぱりわからない。そんな疑問をたくさん聞きました。
それもそのはずです。その人その人で違うことが話され、違うことが起こるからです。これは体験する以外に知る方法はありません。すごく簡単にいうと「お互いさまで笑顔でやっていこうね」という感じです。お互いさまですから気兼ねはありません。そういう一見何でもないことから元気になるんですね。そう、だって人間だもの。

診断を受けてからの生活。何とか暮らしているのだけれど、自分でも何とかやれている、家族も優しいしと思うのだけれど。でもやっぱり不安は付き纏います。今回も山中さんと話して不安や失敗を笑い話にして吹き飛ばせたかな?「一度でダメなら2回3回何度でも会って話しましょう。その時々の気持ちを話したり、もちろん話さなくても大丈夫」と山中さんは言います。


自分のタイミングで。早期診断・早期ピアサポート・早期元気になるといいですね。

山中しのぶはこう思う #言葉だけじゃない

Warning

以下の文章中には土佐弁(山中さんは生粋の高知県の人)が出てきます。「き」「ちゅうちゅう」「チャーチャー」など。はて?と思ったらこれは土佐弁と判断してください。

顔で会話できるき!言葉が出てこなくても気にしないし、今ある言葉だけで良いき!

海外に行った時は、英語わからんき、言葉なんか通じんけど、ジェスチャーや写真出してみたりすると通じる。同じ人間なんだから、美味しいとか嬉しいとか言葉が違っても分かり合えるのと同じ。言葉じゃないき。伝えたい気持ちがあれば、何とか伝えられちゅう。

言葉で人間は通じ合うんだけど、言葉だけでやろうとすると「質問しなくちゃいけない」とか「説明しなくちゃ」って思うから余計言葉が出てこんなる。その時の空気が大切やきね。

山中しのぶはこう思う #沈黙も悪くない

何、思ってるのかな?何、伝えたいのかな?そう思って待っちゅうよ。

返事がすぐに帰ってこなくても、この「間」を大切にする。

話したくなる瞬間を待ってるんです。

山中しのぶはこう思う #他の仲間とも話す

一人の人だけと話すと、その人を正解と思ってしまう。でもそうじゃない。正解は一つじゃないき。

他の仲間、いろんな本人さんと会って話そう。

みんな、いろいろだから。

別のところで、別の人に会う。

私は「出会いをありがとう」っていつも思いちゅうき。

Success

今回も充実のピアサポートでした。認知症になって変わってしまったと思われていたお父さん。山中さんと話したら笑顔が生まれ、今までのお父さんの雰囲気が戻ってきました。それを目撃した家族の目には涙・涙・・・人生で起こることは、何でも楽しまないとな。と感じた1日でした。山中さん、参加してくださったみなさま、ありがとうございました。スタッフ一同より。

概要_下画像

ご予約はお電話で