4月3日(水)、三鷹のぞみメモリークリニック
丹野智文さんのピアサポートが実施されました。朝4時起きして、仙台から駆けつけてくれました。
今回の参加者は当事者の方5名とその家族の方3名でした。今までは、ご家族が同席されるケースが多かったのですが、今回はお一人で参加される方が3人。
当事者同士だからできる話
ご自身考えたテーマで丹野さんに質問したいという積極的な参加もありました。
中には「丹野さんは認知症という病名を納得しているんですか?」など当事者同士だからできる、かなり突っ込んだ質問もありましたが『認知症だろうがなかろうが、どうでもいいのだと思ってます』と丹野さんの一言に『それですよ!そこなんですよ!』と大きく頷く場面もありました。
丹野智文さん
宮城県仙台市在住の丹野さんは、39歳の若さでアルツハイマー型認知症と診断されました。その当時、自動車販売会社で営業マンをしていましたが、商談したばかりの顧客の顔や名前を思い出せないことがありました。当時はネットや本などで探しても、前向きに生きていくための良い情報もなく、小さな子どもたちや妻を思うと毎日泣く日々があったそうです。
ピアサポートでは、最初の一言が「診断されてから10年以上経っているけど今も元気です」と言って笑顔で始まります。丹野さんの活動は「目の前の認知症の人を笑顔にしたい」という思いから生まれています。丹野智文さんに関する記事はたくさんありますが、実際に彼の声を聞ける動画もありますので、ぜひご覧ください。
お客さま
この日は、中島紀恵子先生がのぞみメモリークリニックにお越しになり、ピアサポートについて丹野さんとお話されていました。また、井の頭地域包括支援センターの皆さん、おれんじドア三鷹の成清さんも、偶然、のぞみメモリークリニックにいらしていて、ピアサポートが必要な方への案内、またピアサポート後の居場所など地域と繋げる活動がなされていました。
丹野さんの周りには、いつも多くの人が集まります。丹野さん、ありがとうございました。
中島紀恵子先生
老年看護の第一人者。
木之下先生が敬愛してやまない先生です。
看護学の著書も多数あります。
・・・『人は生きている限りにおいて意志を持っている』というところの植物人間にしても重度認知症者にしてもです。援助の命題もここにあります。 老年看護の縦横な語りP27より
中島紀恵子先生の記事はこちらから→認知症とともにあるウェブメディアなかまある
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